- 出演者
- 小林千恵
北陸で進むのが食のブランド化で100を超える。食のブランド化は観光客の呼び込み、後継者不足に悩む生産者を救う側面もある。
- キーワード
- 石川県漁業協同組合
オープニング映像。
今回は北陸の食ブランドを巡る。北陸には氷見牛、紅ズワイガニなど様々なブランドがあるが、池田航はブランド食材を使った若狭牛のステーキ、黒蜜姫のスイーツを試食した。専門家によるとブランドは消費者のイメージで、商品名をいうだけで消費者に魅力が伝わるもの。
宝石に一番近い果実のキャッチフレーズが有る、石川県産地のぶどう「ルビーロマン」。世界的パティシエの辻口博啓さんもルビーロマンに魅了された1人。ルビーロマンは2000年初頭、農業試験場に生まれた。ブドウ農家の竹森さんは初めてルビーロマンをみたときに、栽培ができればすごいことになると感じたが、赤い色、甘さ、大きさが全て揃ったぶどうはわずかしかできなかった。食のブランド戦略のプロ白田さんは、ルビーロマンの生産量の少なさを逆手に取り、宝石のような希少性をアピールすることを思いつき、厳しい基準を提案。当初農家は猛反発したが、1年議論をすることで、厳選したぶどうのみを出荷することに決めた。すると市場の評価は予想以上で、1年目の初競りは1房10万円だった。辻口博啓さんも1房50万円で落札している。
2017年に石川県からデビューした「ひゃくまん殻」。大粒で食べごたえがあり、冷めてもおいしい。5kg2000円で高級米より安く、ノンブランド米より少し高い。スーパーなどのおにぎりに使われるなど、需要を伸ばしている。ブランド米の多くは首都圏や関西を狙って販売されるが、「ひゃくまん殻」はあえて石川県を狙う。担当者らは県民の声を次の販売戦略に活かし、イベントや保育園に出向き試食してもらった。ひゃくまん穀は出荷量を4年で約8倍ばで増やした。
自治体のブランディングに携わる金沢星稜大学の野口教授によると、ルビーロマンの成功の秘訣は「赤い宝石を作っている」という意識を生産者側とブランド側で共有するインターナルブランディングがあげられる。
- キーワード
- ルビーロマン
クイズ「香川県といえばうどん県、大分といえばおんせん県、富山県といえば?」と出題された。
ひみ寒ブリ、シロエビなどのブランドを持つ富山県だが、魅力度ランキングでは全国20位台が続いている。富山県は食、大自然など様々な魅力を発信してきたが、難しさを感じていたという。県が頼ったのが富山県出身の高木新平さん。日本酒のブランド化など世界的評価を得ている。高木さんは富山の魅力を寿司に一本化した。プロジェクトを象徴する寿司店では、富山湾の海産物、富山のブランド米、富山の日本酒などを集めた。
野口教授によると、人口減少により今の時代地域同士の競争がある。そのため県のイメージを想起させ、それに共感した観光客、移住者を集めるといった意図もある。来年北陸新幹線が敦賀まで延伸するが、北陸で連携してどんなイメージで売っていくのかを考える必要がある。
- キーワード
- 北陸新幹線
「ミワさん なりすます」の番組宣伝。
ドラマ10 大奥の番組宣伝。
「100カメ」の番組宣伝。
BS放送についてのお知らせ。NHKBS1とNHKBSプレミアムは12月からNHKBSとなる。BSプレミアムの番組は録画予約の再設定が必要となり、BS1の番組も放送時間が変更になるものもある。
NHKの新BSのお知らせ。12月から101チャンネルに変わる。
- キーワード
- NHK BS