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オープニング映像。
45歳の男性が家出をした。20年近く引きこもっていた実家を出たという。女子高校生は親の虐待から逃れるため命がけの家出をする。45歳の純平さん(仮名)は20代なかばで無職になり引きこもっていた。様々な事情で生活に行き詰まった人などが一時的に避難できる「第2の家」。利用者は自炊などをして規則正しい生活を送りつつ自立を目指す。利用料は1泊1000円。白石さんは地域で孤立する若者の支援活動を行っている。純平さんの母親は二十数年前に家を飛び出し、純平さんが引きこもり父親と二人暮らしを始めてからごみは更に増えたという。家出7回目で純平さんは自らごみを片付けるようになった。その矢先、純平さんの家の近くで高齢の母親と引きこもっていた息子が遺体で発見された。
第2の家に通い始めて5か月、純平さんはアルバイトの面接を受けることになった。アルバイトが決まった。遺跡の発掘調査を手伝う作業員の仕事という。白石さんの知人のはからいで敷金礼金なしでアパートも借りられるようになった。アルバイトの雇用期間は3か月、その後の見通しはまだ立っていない。実家を出る決意をした純平さんは家のごみをやれる範囲で片付けた。2023年11月、純平さんは希望する板金溶接加工の仕事に就くことができた。鉄工所で働き出して半年が経つ頃、元木さんが純平さんの職場から呼び出された。
高校3年生の朋子さん(仮名)は第2の家で保護された。2人姉妹の妹で幼い頃から母親から虐待を受けていた。姉は既に独立し朋子さんは家を飛び出した。児童相談所に救いの手を求めたが18歳以上は受け入れられないと断られた。春から県外に就職が決まっている。
支援者のひとり、竹部さんは託児所付きのスナックを経営する。DV被害者の支援を行うNPOの活動をしながらスナックを経営しているという。また、朋子さんが第2の家に身を寄せて1か月、白石さんは戸惑っていた。
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白石さんがDV被害の支援を行う竹部さんのことを話すと、朋子さんは会ってみたいと言った。竹部さんは何も知らない人に性被害を受けていたことを話した。親が子を守らない、その体験は自分に子どもができた時に繰り返された。竹部さんは子どもを置いて離婚したという。集まったお金は35万円、そこから生活費と第2の家の利用料を賄ってきた。この日は朋子さんに残り1か月の生活費と就職先への交通費を渡した。
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純平さんの雇用契約の延長は最後のチャンス。純平さんは久しぶりに実家を訪れた。父親の身を案じて携帯電話を契約し手渡しに来た。今の純平さんができる精一杯の親孝行という。
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朋子さんが第2の家を旅立つ時が来た。朋子さんには初任給までの生活費が手渡され、朋子さんは手紙を書いた。第2の家は社会を、他人を、自分を信じることができる。
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次回予告。