- 出演者
- -
オープニング映像。
日本全国の畑に行く、田中シェフがお菓子作りで大切にしていることは農家に会うこと。岩手県のサクランボ農園にやってきた。21歳の頃、単身でフランスに渡りフランス菓子を学んだ。青森のりんご農家と出会いが、お菓子作りを変えた。山梨市牧丘町は巨峰に特化した農園が多い地域。しかし、巨峰を育てる農家は減っているという。沖縄のマンゴー農園では平年より2週間早い梅雨明けとなったという。東北岩手県ではリンゴの収穫に影響が出た。
農家から特別に取り寄せたのは見た目の悪い規格外の洋梨。洋梨の繊細な味を生かし新たな美味しさを追求した。ヴィーブル・アンサンブルには共に生きるという意味が込められている。カカオ豆価格は急騰し、お菓子作りを支えるシェフたちもカカオ豆の状況を深刻に捉えていた。
今年3月、田中シェフがいたのはアフリカ。サントメ・プリンシペ民主共和国はサントメ島とプリンシペ島などの島から構成され人口は約23万人で主要産業はカカオ豆の栽培。田中シェフはシングルマザー2人をリーダーにして現地にカカオ農園を開いた。
田中シェフは子宮頸がんになり、店のスタッフには言わずある期間店を離れた。食べられない状態が続き10kg以上痩せた。病気になってから思い切って農家の所に行こうと思ったという。そしてたどり着いたのは“共に生きる”スイーツ。温暖化の犠牲となったブドウは乾燥させた。「私たちのお菓子にしっかり使っていきたいなと思う」などと話した。
カフェタナカを支えるフルーツたっぷりのケーキやタルト。そしてこだわりのチョコレートにクッキー。“共に生きる”未来のレシピが動き出す。田中シェフが大切にしているのは美味しさを最大限引き出すためのひと手間。ワインやバニラ、シナモンなどのスパイスで規格外のブドウが生まれ変わり新たな美味しさになる。美味しさの向こう側では気候変動や物価の高騰、貧困問題など甘くない現実と背中合わせという。
次回予告。
