- 出演者
- 後藤輝基(フットボールアワー) ホラン千秋 矢田亜希子 島崎和歌子 長嶋一茂 森田哲矢(さらば青春の光) 井桁弘恵 松田好花(日向坂46) 正門良規(Aぇ!group) ガク(真空ジェシカ)
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「住みたい街ランキング」8年連続1位となった横浜。長嶋一茂が初デートで訪れた山下公園や島崎和歌子もデビュー当時住んでいた横浜中華街もある。
1980年頃の横浜の映像を令和世代に見てもらいクイズを出題。まずは1980年頃の横浜の映像を見ていった。令和世代の意見から4つをピックアップしており、点数は難度により10点・20点・30点で設定し合計得点の高いチームが勝利となる。
まずは井桁弘恵が若い女性職員を珍しがっていると答えて正解となり20点となった。1980年代当時、駅で働く人はほとんどが男性で女性職員は1%未満となっていた。しかしその後女性職員は徐々に増え続け、2001年にはJR東日本発の女性運転士が誕生し2003年には東海道新幹線に女性運転士が登場した。現在、JR東日本の女性職員の割合は24.5%と4人に1人が女性となっている。かつては並ぶのが当たり前だった「みどりの窓口」。最近ではスマホで簡単に購入できることもあり、2005年には1610駅にあったが現在は715駅と半数以下に減ってきている。
次に長嶋一茂がBGMのパッパパーヤが意味不明と答えて正解となり10点となった。これはスキャットという歌詞の代わりに意味のない言葉で歌うという、1960年代後半から聞かれるジャズなどの歌唱法である。近年でも「ルルル」や「ラララ」もよく聞くがスキャットの一種だという。特に女性スキャットは大人の音楽として捉えられたのだが、80年代に入り明るくポップなメロディーが若者から大きな支持を得るとスキャットは”70年代以前の音楽”になり徐々に聴かれなくなったとのこと。だが90年代に入ると海外の新たなスキャットが流行した。
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次は井桁弘恵が中華街に電線が多いと答えて正解となり10点となった。中華街では2003年から電線を地中に埋める街並み整備事業を実施し、景色は大きく変化した。足元にも大きな変化があり、高齢者の転倒を防ぐなどの目的で歩道の段差をなくしており人に優しい街づくりが進んでいる。また中華街のシンボルである「朝陽門」もゴージャスに変化していた。さらに現在の中華街では食べ歩いている人が多いが、当時の映像では食べ物を持っている人はいなかった。当時の食事は店内のみで歩きながら食べるのは行儀が悪いと言われていた時代だった。しかし1989年に中華点心の老舗・江戸清がブタまんの店頭販売を開始したことで食べ歩きブームの火付け役となった。
ここからは答えが映るシーンだけを流すということとなった。ヒントは「今はあるけど映像には無いもの」だという。
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- 横浜(神奈川)
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井桁弘恵がベンチに手すりがないと答えて正解となり30点となった。1990年の日比谷公園には手すりはないが、今は真ん中に手すりがあった。なぜ手すりがついたのかというと、高齢者が立ち上がりやすくするため2006年に国土交通省からバリアフリーに関するガイドラインが出されて手すりがつけられるようになったそうである。中にはユニバーサル・ベンチという横向きの体勢がとりやすく、腰や膝の負担を軽減しながら簡単に立ち上がれるようになっているものもある。そして現在の町中のベンチは様々な進化を遂げており、背のばしベンチというストレッチが簡単にできて公園に多く置かれていたりしている。他にもアーチ状にすることで飲食物を置けず長時間の居座りや騒音を抑止するものもあった。
人気の温泉地ランキングで11年連続1位を獲得するほど圧倒的支持を集める熱海。絶景温泉やレトロなホテルに味わい深い街並みなどで今、若者世代を中心に大人気。今回は1980年頃の静岡県熱海・伊東の映像から出題。
まずは松田好花が駅前に勧誘がいると答えて正解となり10点となった。現在の熱海駅には一人もいないがかつてよくみられた光景となっており、客を勧誘する旅館やホテルのスタッフだった。しかし1980年頃も宿の電話予約は可能であったが、宿泊施設は現在の1.4倍で値下げ交渉もできたため「気軽に行って安く泊まる」が熱海旅行の1つの醍醐味だった。もちろん当時予約するお客さんも多く、特に社員旅行などの団体客が続々とやって来ていた。だが1990年代にバブルが崩壊し、不況で社員旅行が実施されず熱海の旅行客が激減し宿泊施設も減少した。現在は昭和レトロを観光資源にPRし「熱海プリン」「のめる熱海ヨーグルト」などのご当地スイーツや、海鮮を使った食べ歩きグルメが若者を呼び人気が復活しランキング1位となったのである。ちなみに和室の宿にある窓際スペースは廊下の名残となっている。昔の宿は廊下で囲まれた大きな和室を障子などで仕切っただけのものが一般的だったが、この和室を個室に改築する際廊下ごと壁で仕切ったことでこのスペースが誕生した。これが好評となり、旅館の和室のシンボルになった。
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次に正門良規が夜の街が浴衣だらけと答えて正解となり10点となった。夜の街でみんな浴衣姿であったが、現在は浴衣はほぼ見当たらない。当時の熱海は非常に盛り上がっていて口コミでも評価が高かったため、そこで浴衣で歩くことが当時のステータスだった。なぜ現在は外で浴衣を着なくなったのかというと、昔は熱海旅行は宿泊が当たり前だったが現在は旅館も日帰り客向けに温泉を開放するところが増えており年間約700万人中約400万人が日帰り客となっている。浴衣を着ない日帰り客が急増したことが熱海の繁華街の景色を変えていた。
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- 熱海(静岡)
次に森田哲矢が干物店が多いと答えて正解となり10点となった。現在の街中を見てみると干物店の看板はなく、全く違う風景になっていた。伊東の干物店は約60軒から約30軒に半減し、その理由はお魚離れや高齢になった方が廃業するからである。苦境の紐の業界だが最近はある商品を販売し人気が出ているという。その商品は「骨なし干物」であり、食べやすく若者や子育て世代に好評となっている。
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- 伊東(静岡)
次は矢田亜希子が温泉でお酒飲んでると答えて正解となり10点となった。当時はCMやアニメなどでも温泉旅行の代名詞として温泉と日本酒の組み合わせは多く登場していた。しかし現在伊東市の温浴施設の組合に聞くと、入浴中の飲酒を認める施設は62軒中0となっていた。今は浴室に飲食物を持ち込むのは禁止行為であり、入浴中の飲酒は血圧が低下することから飲酒後の入浴も控えるべきと注意喚起されている。昔は温泉旅館に露天風呂が急に増えだしたのは70年代後半から80年代であり、その設置したウリとして露天風呂でお酒を飲めるサービスをしたとのこと。
松田好花は宴会場に通り道がないと答えて不正解となったが、令和世代の若者も同じ考えはあった。密集している状態となっていたが、当時は現在の宴会の倍の人数だったためである。
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森田哲矢は宴会場にイスがないと答えて正解となり30点となった。現在の宴会場を見せてもらうと、畳の上にイスとテーブルがあった。ホテル暖香園では宴会はイスが主流となっており、高齢者や外国人観光客に好評だという。全国的にも夕食や朝食バイキングをテーブル席型に移行する宿泊施設は増加しており、法事・葬儀の場合も今ではイスに座って行われている。昔は正座が当たり前だったそろばん塾も今はテーブル式が増えているという。長時間の正座は敬遠されることが増えており、令和世代は正座の場面が減っているとのこと。昭和チームの勝利となり金一封となった。
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