いまの健康保険証の新規発行が停止となったきのう、東京都内の歯科医院では相次いで紙の健康保険証を使う人の姿があった。午前の診療でマイナ保険証を利用したのは一人だけだった。いまの保険証は最長1年使うことができるが、誤解する人もいるという。一方東京都内のあるクリニックの受付の様子を見るとマイナ保険証を利用する人の姿があった。ただ機種依存文字などの漢字が「●」と正しく表記されていないというトラブルがあった。このクリニックでは3年以上前からマイナ保険証のシステムを導入しているが、一定の頻度でトラブルが起きる状況が続いているという。政府はマイナ保険証導入で医療費の抑制につながるほか、救急搬送の際に受診歴などの情報を把握することでスムーズな医療活動につながるなど利用者側にもメリットがあると強調している。医療現場に混乱が生じない対策が求められる。
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