咳が長期間続く感染症「百日ぜき」が全国的に流行している。今年に入ってわずか3ヶ月で、去年1年間の患者数を上回る異例の事態となっている。いとう王子神谷内科外科クリニックではせきの症状が増えているという。子どもが百日ぜきに感染した家族に話を聞くと母親は「顔を真っ赤にしてせき込んで息ができないくらいのせき込み方」などと話した。幼い子供は重症化しやすく、死に至ることもあるという。せきや嘔吐の症状で先月受診した20代の女性は食道炎などの治療をしたものの、症状が改善しなかったため抗体検査を行ったところ、きのう百日ぜきと判明したという。伊藤博道は咳止め薬の不足を心配している。厚労省は、ワクチンでの予防の他に、飛沫感染を防ぐために手洗いやマスクの着用などを呼びかけている。
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