- 出演者
- 有働由美子 片岡信和 千々岩森生 草薙和輝 紀真耶 浅尾美和 武隈光希 三輪記子 田中道昭
和歌山県那智勝浦町にある「那智の滝」の映像を紹介。滝壺までの落差は133mで、一段の滝としては日本一の落差。那智の滝を含む一帯は、2004年にユネスコの世界遺産に登録されている。
8月最終日のきょう、東京では伝統芸能の台湾獅子舞をはじめ本格屋台料理を堪能できるイベント「台湾發祭」が開かれていた。少しでも直射日光を避けようと、テントの下は来場者で密集。きょう東京都心の最高気温は36.8℃で、今年の猛暑日が25日と年間最多記録を更新している。2020年以降8月31日の東京は32℃前後のことが多く、ここまで暑くなったのは初めて。きょう全国で猛暑日を観測したのは219地点で、8月末にも関わらず2日連続の200地点超えとなった。全国で最も暑かった名古屋市は最高気温40.0℃と、過去最も遅い40℃以上を観測した。群馬県桐生市の最高気温は37.9℃で、「ぐんま昆虫の森」では猛暑の影響か虫捕り体験をする人は数組のみ。一方施設内の体験コーナーには多くの子どもが集まっていた。8月最終日に異常な暑さを記録した今年、さらなる注意が必要なのが熱中症。東京都ではきょう21人が熱中症の疑いで搬送された。疲労や脱水などが日々積み重なりある日一気に体調を崩す蓄積型熱中症は、初期には軽い症状でも2~3日後に悪化するケースもある。いとう王子神谷内科外科クリニックでは、熱中症患者の約半分が蓄積型になってきているという。院長の伊藤博道氏によると、夕方になると日中に温められた地面からの輻射熱や湿度の上昇で蒸し暑くなり熱中症のリスクが高まるという。武蔵野大学の三坂育正教授は日陰と熱中症リスクの関係について研究をしており、「日なたを歩くよりも日陰を歩いた方が身体にたまる熱が半分以下になるという結果がある」などと話した。良い日陰と悪い日陰があり、建物の北側は長い時間日陰になるので地表面温度が低い「良い日陰」だという。また植物は蒸発散をするため葉っぱの表面温度が上がらず、樹木の陰である「緑陰」は非常に良い日陰だという。
蓄積型熱中症について、いとう王子神谷内科外科クリニックの伊藤院長によると蓄積型熱中症患者はナトリウム、カリウム、マグネシウムなどのミネラルが不足していることが多いという。バナナや牛乳、味噌汁が熱中症予防におすすめだという。
番組が独自に入手した、神戸市中央区で撮影された防犯カメラの映像。面識のない女性が狙われた刺殺事件当日の朝、容疑者とみられる男が殺害された女性の勤務先近くの駅前で何かを確認するような様子が映っていた。後をつけてオートロックを突破する「共連れ」という手口で神戸市中央区のマンションに侵入し、会社員の女性を殺害した疑いで逮捕された容疑者。番組が入手した約30時間の防犯カメラ映像を分析すると、容疑者が約1分間で被害者に狙いを定めた可能性があり、4日間で20回以上女性の勤務先周辺に現れていたことがわかった。容疑者は過去にも面識のない女性を狙った事件を起こしている。5年前には20代女性の自宅に侵入し罰金の略式命令を受け、3年前には20代女性を5カ月つきまとい自宅に侵入し逮捕されている。この時神戸地裁は「再犯が強く危惧されると言わざるを得ない」としながらも執行猶予を言い渡し、保護観察はつけなかった。そしてその猶予期間中に事件は起きた。これらの事件には多くの共通点があり、被害者はいずれも見ず知らずの20代女性で共連れという手口、神戸市中央区だったこと。容疑者が以前勤めていた会社の関係者によると、3年前に容疑者は会社の車を使い犯行に及んだという。その車を止めた場所が、今回の被害女性の勤務先のすぐ近くだったという。ここ数年は千葉や東京に住んでいた容疑者が、なぜ神戸市中央区で事件を起こしてきたのかはわかっていない。
なぜ容疑者の再犯は防げなかったのか、ストーカー加害者に対する再犯防止プログラムについて考える。容疑者は2022年にストーカー規制法違反・傷害の罪で起訴され、懲役2年6カ月・執行猶予5年の判決が言い渡されている。当時の裁判長は「思考のゆがみは顕著で再犯が強く危惧される」などと指摘していた。弁護士の三輪記子は「執行猶予が付いてもおかしくないケース。執行猶予5年はかなり重い判断を下していると評価できる」などとコメントした。執行猶予者の保護観察率は、近年減少傾向にある(令和6年度 犯罪白書)。ストーカーやDVの加害者のカウンセリングを行うNPO法人「女性人権支援センターステップ」によると、カウンセリングは週に1回グループワークで全52回、1回3000円で2時間だという。内容は「学びの時間」と「振り返りの時間」の大きく2つあり、学びの時間では「過去と他人は変えられない」「変えられるのは自分と未来だけだ」と説明し認知させるという。振り返りの時間では「実行できたこと、できなかったこと」を話し合い、解決方法を見つけていく。ステップの栗原加代美理事長によると約9割が全52回に参加し、約8割が行為を繰り返していないという。一方で2024年の場合警察は3271人の加害者に治療を呼びかけたが、受診したのは184人にとどまっている。韓国では2023年から裁判所が必要とした場合、ストーカー加害者とされる人物にGPSのついた足輪の装着が可能になった。性犯罪者を対象に2008年に始まったもので、居住地から半径2kmの監視範囲から出た場合に保護観察所に報告される仕組み。導入後再犯率が9分の1に減少したというデータもある。戦略コンサルタントの田中道昭は「アメリカでは先行してGPSが装着されているが、ただGPSに依存するだけではなく再犯防止プログラムを同時に提供している」などとコメント。千々岩森生は「政府内でもGPSについて議論されたことはある。法務省の幹部からは今回の事件で衝撃を受け、何らかの対応は必要だとの声がある。自民党の閣僚経験者もGPSの議論はしたいとしていた」などとコメントした。
秋篠宮ご夫妻の次女・佳子さまは高校生の手話によるスピーチコンテストに出席され、11月に日本で初めて開催される聴覚障害者のオリンピック「デフリンピック」について触れ「多様なコミュニケーションや文化に触れることは、きっと素敵な機会になるでしょう」と述べられた。さらに「誰もがより幅広い選択肢を持てる社会になることを強く願っています」などと挨拶された。
中国とロシアが中心となり設立した「上海協力機構」の首脳会議が、中国の天津で始まった。今回の会議にはプーチン大統領のほかインドのモディ首相など20カ国以上の首脳と、国連など10の国際機関の代表が参加している。アメリカのトランプ政権が関税などで各国への圧力を強める中、会議を通してロシアとの関係やグローバルサウスとの連携をアピールする狙いがあるとみられる。
プロ野球、史上最速優勝へのカウントダウン。DeNA・藤浪晋太郎投手が復帰後2度目のマウンドに上った。まずは毎年恒例となった、イチロー率いる野球チームと高校女子選抜の対戦。松井秀喜が2年連続の豪快な一発を放った。
バンテリンドームナゴヤで、高校野球女子選抜とイチロー選抜KOBE CHIBENが対戦。イチロー、松井秀喜、松井稼頭央、松坂大輔の元メジャーリーガー4人が顔を揃えた。初開催となる地元・愛知で先発マウンドに立ったイチローは、130キロ台の球速で奪三振ショーを披露した。3回には松井秀喜が先制の3ランホームランを打った。6点リードの8回、イチローが5打席目で初ヒット。さらに続く松井稼頭央がタイムリーヒットを放った。イチローは被安打1、14奪三振で完封勝利した。
エスコンフィールドHOKKAIDOで日本ハムと楽天が対戦。0対0で迎えた延長11回、楽天・中島大輔がソロホームランを打ち楽天が1点リード。日本ハム打線はその裏、先頭の石井一成がツーベースヒットで出塁。その後1アウト2塁3塁と一打サヨナラのチャンスで、五十幡亮汰がセカンドライナーを打ち3塁ランナーは戻れずダブルプレー。日本ハムは接戦を落とし連敗。
ZOZOマリンスタジアムで、ロッテとソフトバンクが対戦。4回、ロッテの友杉篤輝がプロ初ホームランを打ちリードを3点差に広げた。その後1点を返したソフトバンクは8回、チャンスで代打の柳町達がタイムリーヒットを打ち1点差に詰め寄った。しかし逆転できず、接戦を落としたソフトバンクは2位との差を広げられず連敗。
ベルーナドームで西武とオリックスが対戦。オリックスは5回に西川龍馬がタイムリーヒットを打ち西武先発・隅田知一郎からリードを広げ、3連勝。
明治神宮野球場で、ヤクルトと広島が対戦。ヤクルトは2回に満塁で長岡秀樹がタイムリーヒットを打ち、広島から勝ち越した。ヤクルトの先発・下川隼佑は好守にも助けられ、リードを守った。ヤクルトは1点リードの4回にチャンスで再び長岡がタイムリーヒットを打ちリードを広げ、5回3失点の下川がプロ初勝利を手にした。
DeNAの藤浪晋太郎が、日本復帰後2度目の登板。前回スタメン全員左バッターの奇策を仕掛けた中日相手に、5回1失点の快投を見せた。きょうは横浜スタジアムでの中日戦で、150キロを超えるストレートで4回まで0点に抑えた。5回に課題の制球が乱れ2者連続で四球を与えたが、ピンチを切り抜けた。その後も粘りのピッチングで7回9奪三振無失点、藤浪が1073日ぶりの日本球界での勝利を上げた。
阪神甲子園球場で阪神と巨人が対戦。プロ野球史上最速優勝を狙う阪神は2点を追う7回、2アウトからチャンスを作り中野拓夢の2点タイムリーで同点に追いついた。続く森下翔太の打球を巨人の若林楽人が捕球できず、阪神が勝ち越しに成功した。2点リードの8回、マウンドには無失点記録更新中の石井大智があがり岡本和真をダブルプレーに打ち取り、45試合連続無失点で日本記録を更新した。阪神は優勝マジックを7とした。
埼玉県坂戸市にある「石井大智寺前」交差点は、阪神の石井大智投手と「同姓同名」と話題。
都内で出没するクマ、襲われた男性が恐怖を語った。
先月はじめに東京・日の出町に出没した、体長1mほどのクマ。夕方に家の敷地に現れ、屋根に登りビワを食べていた。警察官が駆けつけたが、クマは気にすることなく30分ほどビワを食べ続けていたという。奥多摩町では男性が渓流釣り中にクマに襲われ、ケガを負った。都内でクマの目撃が相次いでおり、青梅市では駐車場の中を走るクマの姿が防犯カメラに映っていた。今年既に150件を超える目撃情報が寄せられていて、青梅市や日の出町では市街地でも多く目撃されている。北海道でも人の生活圏に繰り返しクマが出没している。クマによる人身被害が増えていることを受けあすから法律が変わり、新たに「緊急銃猟」制度が始まる。これまでは警察官の許可を得て例外的に行ってきた市街地での猟銃の使用が、住民に弾丸が到達するおそれがないなどの条件を満たせば今後は市町村長の判断でできるようになる。市街地に出没するクマによって、最悪の事態も。先月12日に北海道福島町で新聞配達中の男性がクマに襲われ死亡した。緊急銃猟があすから市町村長の判断で可能になるが、住民などに被害が出た場合猟銃免許が取り消される恐れもある。北海道猟友会は全支部に通知文を出し、ハンターの判断で駆除の依頼を断ることができるとして慎重な対応を呼びかけた。宮城県ではこれまで被害が出てからクマを捕獲していたが、2025年度からは生態調査の名目で捕獲を始めるとしている。
明日から9月だが、今年と同じようにクマのエサが不足した2023年度をみると9月と10月にかけてツキノワグマによる人身被害が急増している(環境省資料を基に作成)。キャンプなどに出かける際はもちろんだが、山や森の近くに住む人は注意が必要。
全国の天気予報を伝えた。