- 出演者
- 有働由美子 片岡信和 千々岩森生 草薙和輝 紀真耶 浅尾美和 武隈光希 立花義裕
オープニングで長野・軽井沢町の「白糸の滝真夏のライトアップ2025」の映像を紹介。「白糸の滝」は軽井沢有数のクールスポット。光で描かれるのは”軽井沢の四季”。幅約70mの岩肌から湧き出た地下水がそのまま滝になる。2015年に日本夜景遺産にも認定。このイベントは今月末まで開催。
きょうも全国で40℃に迫る記録的暑さとなった。島根県を流れる斐伊川はほとんど干上がっていて川底が見える状態。猛暑と渇水で食卓にも深刻な影響が出てきている。きのう40.0℃を記録した広島・安芸太田町加計のきょうの最高気温は39.2℃。きのうまで4日連続で40℃を超えた日本列島。きょうも全国319地点で35℃以上の猛暑日となった。最高気温38.4℃を記録した名古屋市。京都は38.6℃。東京都心は36.1℃で2日連続の猛暑日。あさっては関東で40℃以上の危険な暑さとなる可能性がある。
連日の猛暑で夏野菜にも影響が出ている。農林水産省は気温の高さ、少ない雨の影響で夏野菜を中心に平年より高くなる見通しとしている。取材した都内のスーパーで特に値段が高くなっているトマトは仕入れるのも大変だという。埼玉・滑川町の農園を取材すると、年間約450tのトマトを栽培しているが、この夏の時期の生産量が約8割減ったという。暑さで大きくならないトマトは色づきのムラや裂果なども出て廃棄量が増加しているという。グリーンファムたぱん・有賀義信取締役は「夏に栽培できるような温度ではなくなっている気がする」などと話した。
先月29日、国交省が貯水率0%を発表した宮城・鳴子ダム。利用できる水の最低水位を下回ったため31年ぶりに貯水率が0%となった。下流の大崎市のコメ農家では農業用水が来ないため田んぼにはヒビが入っている。翌日は雨で「恵みの雨」と喜んでいたが、田んぼのヒビ割れを解消するほどの大雨にはならなかった。鳴子ダムの貯水量はさらに水位が下がっていた。記録的な雨不足で稲の生育への影響が懸念される中、小泉農林水産大臣がきょう新潟・南魚沼市のため池を視察した。小泉大臣は「必要があれば給水車も出す」などと話した。
渇水は市民生活にも影響を与えている。新潟・上越市の給水スポットには行列が出来ていた。この1カ月の降水量が平年の20%以下の地域は日本海側を中心に全国的に広がっている。島根・出雲の斐伊川はほとんど干上がっていて川底が見える状態。雲南市にあるブランド和牛の畜産農場では暑さ対策のミストや飲み水にこれまでは井戸水を使用していたが、今夏は井戸水が枯れて水道水を使用しているという。牛の健康を守るには大量の水が必要なためコストが上がると嘆いていた。島根県内では水道水も危機的状況。きょう正午時点の尾原ダムの貯水率は28.4%だが、このまま雨が降らなければお盆明けにも貯水率がゼロになる可能性があり給水制限も検討されるという。気象庁の1カ月予報で東北日本海側と北陸地方では曇りや雨の日が多くなり、降水量は平年並みか平年を上回る予想だが、これまでの少雨を解消する降水量にはならない可能性がある。
猛暑による海産物への影響、気温40℃超はいつまで続くのかについて三重大学大学院・立花義裕教授に話を聞く。6月に函館近海のスルメイカ漁が解禁されたが、記録的不漁のため函館漁港の初日の初競りは延期された。サバも不漁が続き石巻魚市場では6月までの水揚げ量が前年同時期の4分の1にとどまっている。水産庁は先月29日、今年のサンマの量は去年並みに少ないと予測。主要産地の去年のキロ単価 は2014年と比較するとサバは約1.4倍、スルメイカは約3.1倍、サンマは約4倍(水産庁資料から作成)。東京大学大学院農学生命科学研究科・高橋一生教授の研究によると、水温上昇が動物プランクトンの死亡率を高めエサが減ることで魚のサイズが小さくなったり、これまでの漁場から離れる可能性があるという。おととい時点の日本近海は平年と比べ北日本で5℃以上水温が上昇。立花教授によると、これは最も日の長い6月に梅雨前線が北上したためだという。立花教授が調査した結果、深い場所の海水も異常な高温だったという。
海水温の上昇が気温にも大きく影響している。列島各地で続く40℃に迫る暑さ。先月30日には兵庫・丹波市柏原で41.2℃と日本歴代最高気温を更新。この日は3地点で40℃超。先月31日には岡山・高梁市、おとといは三重・桑名市、きのうは広島・加計などで40℃超となり、全国的には4日連続で40℃を超えた。立花教授「海水温が上がると気温も上がる。海の上の空気は水蒸気が多くより暑くなる。海面水温は一度上がると下がりにくいため暑い状態は収まらない。これからは日本列島のどこで40℃を超えてもおかしくない時代。偏西風が北に蛇行している状態が続く限り猛暑は続く。狭い所では豪雨となるが渇水が心配。ゆっくり動く台風の動きにも要注意」なとと話した。政府は木曜日、初めて高温と渇水の対策本部を開く予定。国交省の渇水対策本部も8年ぶり。農水省を取材すると、高温、渇水両方とも危険なステージという分析。暑さの原因は二酸化炭素の増加。温室効果ガスを減らす努力が必要。窓を断熱が強いカーテンに切り替えるだけでも電気代は減る。熱中症にも要注意。ことし6月に熱中症で救急搬送された人は去年の2倍以上となる17229人で過去最多。あさって関東でも40℃超の予想。
陸上・富士山麓ワールドトライアルの男子100m予選2組、男子100m元日本記録保持者の桐生祥秀が9秒99で1位になった。8年ぶりとなる2度目の9秒台をマーク。世界選手権代表入りをほぼ確実なものとした。
陸上・富士山麓ワールドトライアルの女子200m決勝、井戸アビゲイル風果が優勝。22秒79で日本新記録、9年ぶりの更新となった。父がジャマイカ系イギリス人、母が日本人。
AIG全英女子オープンゴルフ3日目、単独首位スタートの山下美夢有は12H、Par3のティーショット、強風が吹く中、チャンスにつけて、このホールをバーディー。17Hでは12m超のパーパット。これを沈めた山下はトップをキープ。渋野日向子以来日本人2人目となる優勝へ向かう。勝みなみ、竹田麗央は4位T。
第107回全国高校野球選手権大会の抽選会。火曜日に開幕する夏の甲子園の組み合わせが決まった。春夏連覇を目指す横浜高校は福井の敦賀気比と対戦。大谷や菊池の母校である岩手の花巻東は智弁和歌山との強豪対決。注目は秋田の金足農業、エースの名前は吉田大輝。2018年準優勝と、快進撃を巻き起こした金農旋風の中心にいたオリックス・吉田輝星の弟で、当時はスタンドで応援。初戦の相手はセンバツ2回優勝の沖縄尚学。兄を超える日本一を目指す。
世界水泳シンガポール2025最終日、男子400m個人メドレー決勝、パリオリンピック銀メダルの松下知之が登場。まずはバタフライで飛ばしていき、続く背泳ぎ、前半を2位で折り返す。平泳ぎで順位を1つ落とすが何とか食らいつき、ラスト、勝負の自由形。自己ベストで銀メダル獲得。
首位の阪神は高校野球のため甲子園としばしお別れし、28日間の長期遠征に入った。ここ5年は負け越しばかりと苦戦気味だが、唯一勝ち越した2023年はリーグ優勝。ヤクルト8-1阪神。長期遠征を連勝でスタートした阪神は3回、ランナー3塁のチャンスで4番・佐藤輝明はチャンスを活かせなかった。5回、門別啓人が4番の村上宗隆にHRを打たれた。燕の主砲に一振りで決められた阪神は敵地で3連勝とはならなかった。
巨人4-3DeNA。3連敗で3位転落の巨人。1点を追う6回、ランナー2塁3塁で、きょう同点HRを放っている5番の岸田行倫が逆転のタイムリーツーベースでリードをもたらす。9回、抑えのマルティネスが4番の宮崎敏郎にこの試合2本目のソロHRを浴び、同点に追いつかれる。巨人はそのウラ、チャンスを作って、途中出場の若林楽人が連敗を止める劇的サヨナラタイムリー。シーソーゲームを制して2位浮上。
2軍公式戦、巨人5-2ロッテ。岡本和真が実戦復帰。チャンスで迎えた第1打席の初球は特大ファウル。4球目をタイムリーツーベースヒット。浅尾美和は「みんな岡本選手の1軍復帰待っている」などとコメント。岡本和真は「(リハビリ期間は)いつもならこの時間、家にいる。ちょっとしんどい」などと話した。
広島2-1中日。広島は同点で迎えた6回、中日先発の松葉貴大に対し今シーズン12打数7安打と相性の良い末包昇大が、レフトスタンド上段に飛び込むHR。
今週、パ・リーグ首位争いはさらに加速。火曜、先頭を走る日本ハムをソフトバンクが捉え、トップに立つと、水曜、日本ハムがすぐさま抜き返す。木曜には再びソフトバンクが1位。両者譲らないゲーム差1の激しい戦い。きょうは日本ハム9-0オリックス。9年ぶりリーグ制覇を狙う2位の日本ハムは3回、1点を先制し、なおもチャンスで打点リーグトップの4番・レイエスがヒット。オリックスからこの回3点を奪うと、4回にもレイエスがリーグトップの21号2ランアーチ。主砲の一振りなどで9-0とする。大量援護をもらった先発の伊藤大海は毎回ランナーを背負うも要所を締め、6回無失点で両リーグトップの11勝目。
ソフトバンク8-1楽天。鷹祭の名のもと赤一色に染まる中、首位のソフトバンクは1回、2番・柳町達が先制。1点リードの5回、ランナーを1人置き、3番の近藤健介は「イメージ通りのバッティングができた」と確信の一発でリードを広げる。先発の大関友久は自身6連勝中の勢いそのまま、ヒット1本に抑える好投でキャリアハイの9勝目。4連勝のソフトバンク、首位は譲らない。
ロッテ2-1西武。4連敗のあと、きのうは引き分けと、勝てていないロッテ。同点で迎えた9回、2アウトながら1塁2塁とし、3番の安田尚憲が「自分が打つしかない」と値千金の決勝タイムリー。接戦をものにし、連敗ストップ。
