夏休みで人の移動が増える中、再び広がっているのが新型コロナ。全国の感染者は8週連続で増加。都内のクリニックには患者が殺到していた。いとう王子神谷内科外科クリニック・伊藤博道院長は「ニンバスはオミクロンの変異株。多い日は10人以上。半分以上は『ニンバス』。感染力は過去最高レベルで高いのではないか」と話す。新たな変異株「ニンバス」は中国や台湾などで2月ごろ流行し、日本へ持ち込まれて広がったとみられる。最大の特徴はのどの強烈な痛み。国際医療福祉大学・松本哲哉代表教授は「海外ではガラス片を飲み込んだような痛み。のどの細胞にウイルスが付着する力が強い」と話す。ただの夏風邪と油断していると、のどから始まり気管支へ広がるリスクもある。コロナが増えている背景に夏の暑さが関係している。感染が拡大した理由の一つは夏休みで暑くてマスクを外したまま人との交流が活発になったこと。もう一つがエアコン稼働で換気ができないこと。感染しないためにはマスク着用、手洗い、うがいなど基本的な対策が求められている。
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