来月行われる自民党総裁選の大きな争点の一つが政治改革。自民党は派閥の裏金事件を受け、党幹部が全国を回って地方の声を聞いた対話集会の総括を公表した。総裁選への出馬表明を行う予定だった小泉元環境大臣。台風の影響で日程の変更を余儀なくされる中、総裁選に向けたSNS動画を撮影。来週6日に出馬会見を開く予定だが、政治とカネの問題に終止符を打ちたいとの考えを示した。公表された文書に並ぶのは処分が甘すぎるといった言葉。党幹部の対応に対する地方の不満が浮き彫りとなった。来月の総裁選では裏金事件に対しポスト岸田候補がどのようなけじめをつけるかが焦点の一つとなるが、ある陣営の幹部からは後ろ向きの声も聞かれる。