全国的にコメが品薄となる中、長岡市にあるJAの直売所ではきょうから早生品種の「こしいぶき」の新米が店頭に並び、午前9時半の開店とともに買い物客が一斉にコメの売り場を訪れ、次々に買い求めていた。この直売所では、先月上旬から中旬にかけて一時コメが品薄になったが、その後は農家から直接仕入れるなどして在庫を確保している。ただ、この直売所ではコメの需要の増加や農家の生産コストの増加を背景に、ことしの「こしいぶき」の新米の販売価格は、去年より3割ほど高くなっているということだ。また、直売所によると県内の新大品種の「コシヒカリ」の新米は、先月の雨などで生育が一部で遅れた影響で例年より1週間ほど遅い今月20日ごろから店頭に並びはじめ、販売価格は例年より2割から3割ほど高くなる見込みだということだ。