まず向かったのは全国に600店舗以上展開する回転すしチェーン・スシロー。奥のテーブル席へ進むと各テーブルに1つずつ巨大なモニターが設置されていた。その中で周るリアルな写真のお寿司。その名も「デジタル スシロービジョン」、略して「デジロー」。去年9月から新宿西口店など一部の店舗で運用が始まったスシローの新たなオーダーシステム。早送りや逆回転できる。注文方法は食べたいメニューをタッチするだけ。お寿司は厨房で作られ専用レーンを通り自動で客の元へ届く仕組み。開発したのは入社9年目の中岡さん。回転すしへの熱い思いがきっかけだったという。スシローでは去年2月から食品ロス削減などの理由でお寿司を常にレーンで流すことを中止。そんななか回転すし本来の魅力を伝えたいとデジローを開発した。画面いっぱいに商品がランダムで表示される「すしナビ」はサイドメニューまで一覧で見ることができる。みんなで一緒に注文できるよう画面同時押しにも対応している。