パリ五輪体操男子個人総合は岡慎之助が金メダルを勝ち取り、団体と個人で2冠となった。岡は2003年に岡山で生まれ、4歳の頃に体操を始め、おかやまジュニア体操スクールでは中学卒業まで練習に励んだ。恩師の三宅裕二さんには岡本人から感謝の動画が送られてきたといい、日本ではすごいことになっていると話し合ったが、初対面の第一印象は体の柔らかい選手だということで、体の柔らかさは可動範囲が広がることで見栄えが良くなると期待していたのだという。三宅さんによると岡は嫌な顔をせずにやることをやる性格だったといい、歌を歌うことで度胸をつける練習の際には「君が代」を思いっきり歌っていたという。