法律問題に詳しい河西弁護士が解説。フジ・メディア・ホールディングスの取締役人事を巡り、物言う株主ダルトン・インベストメンツが新たな取締役候補をあげたことが波紋。成田氏は「何をやるかは普通 誰がどうやるかは不明」とし「これまでのテレビ局の文化と真逆なことをやるわけで多くの人がクビになったりするがそれをやれる、覚悟のある人は誰なのかが見えない。」とした。河西弁護士はダルトン側の狙いについて「儲けたいことにあり役員人事を全刷新してスポンサーに回復してもらう、不動産事業を分社化して株式価値をあげていくための人事提案。ウィークポイントは車内取締役が1人もいないこと、今後円滑な運営が難しくなる可能性がありキーマンは現清水社長。起点として周囲をダルトン側で囲むことでカバナンスを効かせスポンサー回復などのプラン」などとした。岸氏は「ダルトンの提案で評価できるのはフジテレビとホールディングスが現状で取締役が被っている、本来はおかしいので変えるとしたところ。もう1つのテレビのビジネスモデルなどについては剛腕の北尾さんが入ったことが面白く、堀江さん、大株主の村上世彰さんの娘などが入ると面白い展開がありうるのかな」などと話した。河西弁護士は今後について「フジテレビはダルトンと対立するのではなく調整をしていく。現状の株主総会の勢力図をみるとややフジ側有利、大株主が離れていない状況がある。臨時株主総会で今後スポンサーが戻らないことがあると株主も離れる可能性がありこの状況でお互いに妥協点を見つけていく」などとした。