今夜葛飾区では花火大会開催。例年70万人が来場するが、開始直前東京都心の気温は28.6度。テントをはり暑さ対策をする人の姿もあちこちでみられた。主催者側も熱中症への備えとして救護所設置などを行っていた。症状によっては救急車を呼ぶこともあるそうで、救急車の導線もしっかり確保していた。会場は多くの人で溢れたが、こうした人が密集する場所は熱中症リスクがあるという。それが人熱れ。専門家によると、人混みによる風通し悪化・湿度上昇などによって暑熱環境が悪くなるという。人の皮膚の表面温度は32~33度あり、密集エリアでは汗の蒸発などにより湿度上昇し、風通しの悪化などにもより熱中症リスクが高まるのだ。そのため、今年から観覧エリアを拡大して密集状態を防ごうとしていた。花火大会の帰り道にも注意。環境省によると、大規模な野外イベント終了後、最寄り駅付近では暑さ指数が1度程度上昇したという。専門家は「花火大会が2時間あるなら、500ミリペットボトル1本飲むくらいの感覚」などと適切な水分補給を呼びかけている。