午前7時、熊本の八代港にクルーズ船「スペクトラム・オブ・ザ・シーズ」が到着した。船内にはプールにウォータースライダー、ミュージックホールなどを備えていた。船から降りた乗客たちはくまモンから歓迎を受け、地元の名産品などを扱う売店を見て回った。八代港はくまモンポート八代として新たにクルーズ船向けの区画が整備されている。ターミナルや周辺の公園はクルーズ会社であるロイヤルカリビアンが約30億円を投じた。17年に法改正した港湾法ではクルーズ会社などが港湾に投資すると、年間の優先発着枠を享受できる。また、天草地方ではイルカウォッチングが有名で、地元の観光資源の発信を目指している。国土交通省クルーズ振興室の清水崇室長は「令和7年までに100港にクルーズ船が入る目標を立て、様々な取り組みを進めている」と語った。