子ども未来戦略は今後どうなっていくのか、梶原解説委員は「あす臨時閣議で決定されるとみられるのは子育て世代へのお金の支援。踏み込んだ働き方改革などパッケージにして、そこに多額の予算を投じるもの。政府がこうした戦略を打ち出した背景には少子化が予想以上のペースで進んでいることへの危機感がある。主な対策は2つ。児童手当の拡充と大学授業料の無償化。児童手当はこれまで一定所得以下の子どもを対象に中学校修了時まで支給されていた、来年12月支給分からは所得制限がなくなる。そして、全ての世帯の子どもが対象に。支給年齢は中学生までとなっている支給年齢は18歳に引き上げられる、さらに支給額も第3子以降は3万年に引き上げられる。現在は住民税非課税世帯など対象に子どもの数は関係がなかったが、再来年からは扶養する子どもが3人以上の世帯は所得制限を設けずに大学などの授業料や入学金が無償化される。国公立大学の場合は授業料は約54万円、私立大学だと約70万円などとなっている。明日これらについて与党内で詰めの調整が行われる見通し。財源について3兆6000億円程度と見込まれている。その財源について政府は社会保障改革などの歳出改革、支援金制度の構築。社会保障などをみても来年度の診療報酬の改定をめぐり、本体部分の引き上げを決定。歳出改革は思うようには進んでいない現状」などコメント。