福岡県の森の中に暮らす孝行さんのもとを訪ねた。妻の章子さんと暮らしている。孝行さんは以前三軒茶屋に暮らし、セールスマンとして活躍していた。家では猫を飼っている。山で青水やカボチャ、ごぼうなどを収穫した。野菜は約100種類栽培し自給自足している。家に戻ると手作り豆腐やきんぴらごぼう、おからサラダなど自給自足の食材で晩ごはんを作った。神戸市で電話機販売のセールスマンをしていた孝行さんは25歳の時に阪神淡路大震災を経験し、明日があることは当たり前じゃないと考えるようになった。神戸から東京に転勤となり再びセールスマンとして働き始めたが、心も体もボロボロになったという。水源を求めるようになり今暮らす森の中に家を見つけた。敷地内には移住の決め手になった水源があった。40歳の時には花屋をしていた章子さんと結婚した。孝行さんから4年前福岡の山奥に移住した家族がいるという情報を教えてもらった。