さいたま市で70年続く民間の警察犬訓練所では、この春4代目となる18歳の指導士・羽鳥雄太さんがデビューした。アレックスとペアを組み警察犬指導者としての道を歩み始める。この訓練所は羽鳥さん一家が運営を続け、たくさんの感謝状が飾られている。特に社会的反響が大きかったのが元厚生事務次官殺害事件だった。2代目・祖父と3代目・父が現場に出動し犯人が使用した車を見つけるなど事件解決に貢献した。祖父・父の下で雄太さんは訓練に励んでいる。指導士には犬の技術に加え、健康管理も求められる。飼育しているのは9頭。犬の異変にすぐ来づけるように動物看護の専門学校にも通っている。3日、雄太さんは警察から警察犬指導士として任命された。4代目としてデビューした雄太さん、事件や事故の現場で貢献できることを目指し奮闘している。