近年、サッカーのJリーグでは、雷雨などによる試合の中止が相次いでいる。気候変動の影響も指摘され、サッカー界では今、環境保全などに対する取り組みが広がりつつある。大雨、落雷、それに厳しい暑さもスポーツに大きく影響する。環境問題について、子どもたちに関心を持ってもらおうと、Jリーグと共に活動を行っているのが、元日本代表の小野伸二さん。サッカー教室で全国を巡りながら、一人一人に心がけの大切さを訴えている。小野さんがプロデビューした浦和に集まった子どもたち。サッカーを楽しみ続けるには、環境を守る意識が大事と、語りかける。ことしから3年かけて全国を回るこの取り組み。小野さんが協力を決めたのは、現役時代に感じた、みずからの体験からだった。イメージしやすいよう、具体的な数字も交えて、理解を呼びかける。サッカーを楽しみ続けるためには、環境を守ることが大事だと、小野さんは本当にピッチの中でも外でも、視野が広い。小野さんが実感を持って伝えること、きっと子どもたちにとっても説得力がある。小野さんはJリーグのクラブのある60の地域すべてを訪ねて、この特別授業を行うということだ。