先代が新たに手掛けた地ビールはブームが去り赤字となり、莫大な固定費がかかる設備だけが残った。大手ビールメーカーにならい、発泡酒など20種類以上を販売した。本格的なビール醸造に乗り出したはずがブランドイメージが定まらず売れなかった。アトツギさんの提言はゼロからやるしかないとした。20種類を本格的なビール5種類に選定し選択と集中を図った。先代は任せるから早くやってくれと託した。さつまいもビールを残そうとすると社員からは芋ビールとバカにされたという。地ビールには消費者にマイナスイメージがあったため、人・方法・思いのあるクラフトビールを作っていると言おうとした。これまでは地ビールを全面に出していたがデザインを一新した。ビールの色に合わせた日本古来のネーミングを採用した。しかし、売り上げは伸びなかった。