2024年2月23日放送 10:05 - 11:00 テレビ東京

アトツギさん!次世代社長の大提言
人気コエドビール誕生秘話!次世代社長が脱地ビールを提言

出演者
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(アトツギさん!)
川越から世界げ!地ビール革命の仕掛け人

埼玉・川越駅前の複合施設の1階にあるレストラン「コエドブルワリー・ザ・レストラン」。この店を手掛けるのは、協同商事社長・朝霧重治さん(50)。協同商事は川越市に本社を構える。数々の賞に輝く「COEDO」は瑠璃、漆黒など伝統的な色の名前を冠した6種類を世界25か国以上で展開している。協同商事は1975年創業。先代・朝霧幸嘉さんが農家の生活を豊かにしたいと産地直送の有機野菜を扱う商社として起こしたのが始まり。重治さんは先代・幸嘉さんに勧誘され入社した。先代・幸嘉さんは70年代の当時から農商工連携のことを話していて、重治さんは納得するところが多々あったという。1994年に酒税法が改正され、先代はビール製造にも挑戦。ドイツから職人と貯蔵タンクを輸入した。 最初に作ったのは川越の特産品を使った「さつまいもビール」。地ビールブームもあり店は大盛況だった。ブームはわずか数年で終了し売上が激減した。莫大な固定費がかかる設備が残った。

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(オープニング)
オープニングトーク

竹下さんは5代目となるときに商品が周辺の地域で売られていて友達がうれしそうに食べていたことから小さい時から父や祖父と働きたいと思っていたという。コエドビールの跡継ぎは義理の親子だという。

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コエドビールブラックモンブラン
(アトツギさん!)
川越から世界げ!地ビール革命の仕掛け人

先代が新たに手掛けた地ビールはブームが去り赤字となり、莫大な固定費がかかる設備だけが残った。大手ビールメーカーにならい、発泡酒など20種類以上を販売した。本格的なビール醸造に乗り出したはずがブランドイメージが定まらず売れなかった。アトツギさんの提言はゼロからやるしかないとした。20種類を本格的なビール5種類に選定し選択と集中を図った。先代は任せるから早くやってくれと託した。さつまいもビールを残そうとすると社員からは芋ビールとバカにされたという。地ビールには消費者にマイナスイメージがあったため、人・方法・思いのあるクラフトビールを作っていると言おうとした。これまでは地ビールを全面に出していたがデザインを一新した。ビールの色に合わせた日本古来のネーミングを採用した。しかし、売り上げは伸びなかった。

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さつまいも

「コエドビール」が広く知れ渡るきっかけになったのがコンテストへの応募で、5商品をコンテストに出したところ、2つが最高金賞・1つが金賞・2つが銀賞という結果になった。これによって世界25か国以上で流通するようになり、ビール事業は右肩上がりに成長したという。朝霧さんはさらに今年1月、受粉用のりんご「メイポール」を使用した新作ビール「香琳」を発表した。朝霧さんは「新しい日本の農業を切り開くというミッションは時代に合わせて引き継いでいく形で活動していける」などと話した。

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スタジオトーク

スタジオトーク。跡継ぎの人が全部やり直すと決めたことが成功の要因といった意見や、先代が跡継ぎの意見を聞き入れる度量があったという声があがった。

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ブラックモンブラン武蔵野大学竹下製菓
老舗石材店の4代目が考案した“石の?”

愛知県岡崎市の「稲垣石材店」の4代目・稲垣遼太さんを紹介。稲垣さんは26歳で入社し、入社後石材業界全体の将来に不安を感じたという。実際石材店の売り上げは年々減少しており、背景には墓離れや墓じまいといったものがあるとのこと。

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墓じまい岡崎市(愛知)御影石稲垣石材店経済産業省
老舗石材店の4代目が考案した“石の食器”

4代目は墓石の端材から食器を作り始めた。この提言に至ったきっかけは1通のメール。神戸牛のステーキ店の開業を考えているシェフから「お皿を注文できますか?」とのメールが来た。神戸まで行って密に打ち合わせをして作ったという。石の質感を活かしたスタイリッシュなデザイン。さらにデザイン以外に蓄熱性があるというメリットも。石の持つ重厚で素朴な味わいが料理を引き立てる。世の中に一つとして同じものはないオリジナリティ溢れる数々の食器が出来上がった。そしてオーダーメイドの食器ブランドを立ち上げた。その食器をいち早く取り入れたのが東京・南青山にあるレストラン。スタイリッシュな店内で提供されるのが独創的な創作フレンチ。コースを飾るデザートに使用されている。中を開けると本物に見立てた葉っぱのチョコレート。石の持つ自然な味わいがマッチしている。他にも取引先は100社を超え、会社の売上の1割に達した。2020年にはフランスの一つ星レストランからもオーダーが舞い込んだという。そして稲垣さんは先代からの経営資源を活かした新規事業のアイデアを競い合う大会に出場。審査員から評価をもらう中で考えをブラッシュアップさせたという。そして今年も新たな提言を携えて大会に挑む。さらに石切場で新たな計画を立てている。声がすごく反響するので舞台に見立てて弾き語りやライブを考えている。すでに試験的に焚き火や弾き語りを行い、近々事業化を目指すそう。最後にアトツギさんが社長を迎える日についてはもう少しで100周年を迎えるので順当にいけばその頃にとのこと。

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INASEL’EAUアトツギ甲子園南青山(東京)神戸(兵庫)
スタジオトーク

出演者は「このままやって安定はするけど先はないっていう時に変えなきゃ!と問題意識を持つというのは問題意識持たないと始まらないのでね。これはアトツギさんならでは。次にお客様の声から拾っていく。コールセンターを大事にする会社は成長する。アトツギ甲子園に出るのも良いもの出来ても広めないといけない。ちゃんと広めるっていうことは価値を持たれている」等と評価した。

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アトツギ甲子園
老舗刃物メーカーの切れない掃除用刃物

アトツギ甲子園に挑戦した2名がプレゼン!まずは老舗刃物メーカー「ナルビー」5代目・古川昇一郎さん。ナルビーは1897年創業。家庭用・工業用まで様々な刃物を製造している。昇一郎さんはミュージシャンを夢見てバンド活動をしていたが、20代後半に社長である父に呼び戻され家業へ。現在は常務として商品開発や営業を担当。提言「一家に1個のスクレーパーを!」。スクレーパーはプロの清掃業者がガラスや鏡の清掃などに使用するもの。鏡の水アカ汚れ、窓に貼り付いたシール、レンジ周りのコゲなどが一気に取れる。累計100万個を販売。しかし、子供がいると危険。そこでプラスチック製のスクレーパーを開発。従来のスクレーパーに替刃として装着が可能。プラスチックなので柔らかい対象物でも使用可能。目標は3年後にプラスチック製スクレーパーを10万枚販売。出演者らはスクレーパー王子として動画サイトで実演販売!汚れが落とせる気持ち良さを打ち出せ!とアドバイス。

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アトツギ甲子園ナルビー
日本を元気にするために“声”を磨く!

続いてのアトツギさん!は「ボイスクリエーションシュクル」佐藤直さん。大学卒業後にスポーツビジネスの世界へ。8年間勤務した後に母が始めた「あるビジネス」を手伝う。現在は母が運営する会社で経営戦略企画室長として活躍。どんな事業を行っているかというと歯磨きならぬ声磨き。

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ボイスクリエーションシュクル

ボイスクリエーションシュクルでは独自開発した声磨きメソットを各地で教えている。ボイスクリエーションシュクルでは「声は目に見えない履歴書」をモットーにしていて、今回スタジオで母音の形状記憶トレーニングを紹介した。

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ボイスクリエーションシュクル佐藤恵

佐藤さんの提言は「声のチカラでつながる!声縁プロジェクト」で、コロナ禍で喋る機会が少なくなったシニア世代の声を磨いて社会参加を図るとしている。シニアの方々が地元のスポーツチームと連携して地元を盛り上げていくもので、イベント・講座などの参加料やスポンサー料・行政に向けた介護予防事業の3つをビジネスモデルにしている。

(エンディング)
エンディング

スタジオからは「時代が変わる中で事業も変わらなくてはいけないことで、アトツギさんと先代の信頼関係を構築して新たな取り組みをすることは日本の社会にとって重要になる」などの感想が出た。

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