2007年に放送した内容では、東京・中野区に当時萩原さんが立ち上げた会社の食文化があった。うまいもんドットコムという知られていない地域の食材を発掘しネットで販売している。特徴は、新しい食べ方を提案すること。沖縄の島バナナは枝付きのまま販売し、熟したものからもいで食べてもらおうと考えたが、これがヒット商品に。珍しいものが食べられると会員数は12万人を超えていた。萩原さんは38歳までに大手ゼネコンの社員だった。東京事業頼みで衰退していく地方の現状を目の当たりにしてきたが、ネット通販を思いついた。萩原さんは夏に売る新たな特産品を求めていたが、向かったのは秋田県・三種町の森岳で白神山地の清流が注ぐ場所。狙っている食材は沼の中にあり、じゅんさいはスイレン科の植物の若い芽でゼリー状の膜に覆われていて、不思議な食感が特徴。料亭などで使われてきた高級食材だが吸い物や酢の物以外、バリエーションがないのが難点だった。森岳はじゅんさいの全国シェア95%を誇る。地元の養鶏場にやってきた萩原さんは比内地鶏を紹介してもらった。日本三大地鶏に数えられ、味も折り紙付き。比内地鶏と地元でとれた山菜を生じゅんさいに組み合わせてセットを作ったが、萩原さんはじゅんさいを夏の鍋にしようと考えた。これがヒットすれば森岳の地域再生の手助けにも。じゅんさい鍋の販売がスタートすると2人前出3700円に。
