午前7時ごろ、一夜明けた今の気持ちについて東京理科大学名誉教授のそ合憲三さんは、「興奮してあまりよく寝られていない。非常に嬉しいことなので気分としては爽快な気持ち、非常に感慨深いものがあった」と話した。そ合さんは、自然界に存在するアミノ酸などの構造の起源の謎を明らかにし人工的に再現する方法を発見したとして、昨日今年のノーベル化学賞の受章者に選ばれた。選考委員会は、化学における最大の謎の1つの解明に貢献したと評価、そ合反応と呼ばれるようになった一連の研究成果によって医薬品製造などへの応用が期待される。そ合さんは、「社会情勢とか世界情勢とか変わることはあるわけだが、あまり気にしてもその人のその時の人生だから、若者がエネルギーを費やせる場ができて欲しいというのが願い。有機化学は実験をたくさんやるほうが結果が出る、研究の種類や性格によるが大きな金額が必要なものもある。そうでなくてもともかく研究が続くのが大事という研究もあるわけで、いろいろ取り混ぜて補助してもらえればと思う」と語った。母校の広島大学附属高校では祝福の声が聞かれた。ノーベル賞の授賞式は12月にストックホルムで開催される。
