初のオリンピック代表に選ばれた二階堂蓮選手(24)は今シーズンW杯初優勝。さらに先月結婚を発表と公私ともにいま注目の選手。成長のウラには父の存在があった。北海道・江別市で生まれた二階堂選手がスキージャンプをはじめたのは小学2年生のとき。父・学さんにジャンプ台に連れて行ってもらったのがきっかけだった。学さんもかつてはスキージャンプの選手として活躍し、ワールドカップなど世界の舞台で戦かったアスリートだった。練習はベッドでも行われていた。さらに実家には強さの原点ともいえるものがあった。学さんが自らの経験をいかして用意した道具はジャンプの一連の動作が確認できるという。「やるなら世界一をめざす」という父の教えのもと努力を重ねてきた。18歳のときには開催国枠ながら初めてW杯出場を果たす。個人ランキングも年々上昇。世界の舞台でも頭角を現し始めた。迎えた今シーズン、W杯初優勝を果たすとトップ3に7回、個人ランキングも3位に浮上した。そして先月18日、地元・北海道で行われたW杯。学さんも約5年ぶりに息子の試合を現地で観戦する。すると二階堂選手は父の前でビッグジャンプを見せる。これ以上飛ぶと危険とされるヒルサイズ超えの138mのビッグジャンプ。父に成長した姿を届け、初のオリンピック代表にも選ばれた。
