今年度、文部科学省のパイロット校に指定され、全国に先駆け、生成AIを授業で活用するつくば市立研究学園小学校を取材。2年生の教室では、生活科の授業で自分の人生をテーマにしたすごろくを作っていた。AIが示した初めてというキーワードをきっかけに、幼稚園に入園したというマスを作った。教員の内田卓はAIを道具として使いこなし、みずからの考えを深めるスキルを身につけさせたいと考えている。内田は児童がAIを過信しないよう、さまざまな工夫をしている。さらに、時にうそをつく設定も盛り込み、AIが常に正しいとは限らないことを実感してもらうようにした。教員たちが成果や課題を話し合った。AI時代に生きる子どもたちをどう育むのか、教育現場で模索が続いている。