名人のハウスでは約1万ものトマトの苗が育てられていた。一般的なフルーツトマトの直径4センチに対しててるて姫は7センチ以上。甘くなるように栽培しても大きく育つことができる珍しい品種。最初に実る1段目と次に実をつける2段目までは苗に栄養が使われ甘みがのりづらく、3段目以降実に栄養がいき甘みに変換される。ここからが特別なてるて姫として出荷される。収穫までの期間は約100日で一般的なトマト栽培の倍。ハウスではすべて日に当たる方向に枝を縛っていた。糖度や大きさを測定するイタマーズという機械がてるて姫かどうかを判定する。一般的なトマトよりグルタミン酸も上回り、β-カロテンも倍。