少子化対策に成功した岡山・奈義町は約20年前、市町村合併から町を守ろうと子育て支援に乗り出した。特に力を入れたのが保育だ。2007年に作られた「なぎチャイルドホーム」は町営の子育て支援施設。子育てアドバイザーが5人いて、誰でも気軽に育児の相談ができる。地域の高齢者らが子どもを預かるサービスや、保護者たちが当番制で子どもの面倒を見るなど細やかな取り組みもある。町の予算の約15%(6億円)を子育て支援関連に充てている奈義町は議員や職員の削減・補助金のカットで捻出した。
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