- 出演者
- 関口宏 日比麻音子 小川彩佳 恵俊彰 藪中三十二 加谷珪一 小泉悠 畠山澄子 松村沙友理
オープニング映像。
オープニングの挨拶。関口は「ことしを振り返ると戦争が多かった」などと話した。今年のテーマは「〜対立する世界〜 戦争×格差×マネー」。
スタジオで恵俊彰、小泉悠、松村沙友理、加谷珪一を紹介した。日本経済の見通しについて話した。日経平均株価は1989年12月には最高値3万8915円をつけていた。今年11月には3万3853円とバブル期に迫る勢いだったが賃金は右肩下がりとなっている。加谷は「生活者からすると給料が上がらないと景気が良いとは感じられないし、最終的には体感と一致する」「賃金の問題を解決する方策が必要」などとコメント。
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エカテリーナさん達はすぐに夜行列車に乗りサンクト・ペテルブルグへと向かう。到着すると支援者のグレゴリー・ミフノフバウテンコ神父が待っていてほっとしたが連れてきたネコが衰弱し隣国へ連れだすことができなかった。そこで当初のルートを変更しウクライナへ向かうことを決める。しかし道中のロシアとウクライナをつなぐ2キロの道は地雷原となっており命の危険もある。エカテリーナさん達は恐怖の中歩いて命がけの旅を終えて親kの日常を取り戻した。
VTRを振り返りトーク。こういう親子が今もいると思うと胸が締め付けられるや学校の中でロシア化を進められているのは怖いと思ったなど話した。現在のロシアによるウクライナ侵攻状況を確認し、小泉さんは最初の頃に比べると占領地域を半分程度奪還している。青い部分の奪還地域は今年に入ってから反転攻勢に入った地域であるが今年についてはうまくいっていない状況となっている。そしてロシア化教育は着々進む可能性はあり、さらに徴兵も行われたと説明した。
2023年3月に起きた出来事を振り返る。列島がWBC一色に染まり、3大会ぶりに世界一に輝いた。ガーシー議員は一度も出席せず除名され実家が家宅捜索された。藤井聡太竜王が最年少6冠を達成。
藤井聡太さんは杉本昌隆将棋研究室で将棋の腕を磨いた。そんな藤井さんを鍛えたのは師匠の杉本さんだけではなかった。杉本さんは藤井さんから自作の高性能パソコンをプレゼントされており、杉本さんはたらしい考え方をAIを使うことによって取り入れることができたと話した。
プロ棋士を超えたかに見られた将棋AI。将棋AIに勝利した阿久津主税は勝ちを急ごうとするAIの弱点を利用しわずか21手で勝利したがこの後AIは次々にプロ棋士を打ち負かしていく。2016年、三浦弘行九段のスマホで将棋AIの力を借りているのではないかとの騒動が浮上。無実が認定されたが当時の将棋連盟会長が辞任するなど波紋が広がった。藤井聡太竜王はAIと棋士が勝負として対戦するフェーズは過ぎてAIを活用してどうやって自分の力を伸ばしていくかなどと話す。
政府は今月、防衛装備移転三原則を見直し開発した武器の特許を持つ国に限り武器の輸出を可能にし、三菱電機電子通信システム製作所は改正後初となる警戒管制レーダーをフィリピン空軍に輸出した。防衛費大幅増額となった今、軍事関連研究に歯止めをかけてきた日本学術会議は大きく揺れ動いている。
第二次世界大戦中、多くの科学者が軍事研究に駆り出されたことを背景に日本学術会議は戦争目的の研究を拒否、あくまでも政府から独立し科学的な提言を行う機関として誕生。政府の武器輸出三原則の緩和や安全保障技術研究推進制度の制定に日本学術会議が反発。3年後、会員候補6人を任命拒否した。昨年7月、日本学術会議は先端技術がどのように応用されるか研究段階での判断は難しいとして安全保障技術研究推進制度の応募を大学の判断に委ねる新見解を発表した。
ハイブリッドロケットの研究を進める北海道大学・永田晴紀は安全保障技術研究推進制度は貴重な研究資金の1つしてもあるなどと語る。北海道大学・山形定は軍事研究に研究者が悩まなくなる、研究者自身のモラルが低下するのではと指摘。
小泉悠は基礎研究であれば有るほど先端研究であるほど人類は何かしらの軍事的な使い道を見出してきしまった、自分たちの研究がどういう風に使われているのかはほとんど規制されていなかったなどと語る。
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日本はインド軍とイギリス軍との共同訓練を行い、中国の中国の海洋進出に対抗・牽制として安全保障協力を強化している。日・仏・英に共通する”カレー”。西洋料理通には最古のカレーのレシピが紹介されている。
日本に初めて伝わったイギリス風のカレーを当時のレシピで再現。もとはイギリス海軍の軍隊食として栄養価が豊富なことから日本でもカレーが広まったといわれている。海上自衛隊では毎週金曜日にカレーを食べる習慣が定着、船や基地毎に独自のカレーが存在する。1923年インドから亡命してきたラス・ビハリ・ボースが新宿中村屋にインドカレーを進言し1923年、「純印度式カリー」が発、看板メニューとなった。第二次大戦が始まると悲願の独立へ向けインドは日本軍と手を結びイギリス軍と戦い1947年に悲願の独立を果たす。
戦後、インド政府が香辛料70トンを日本に無償提供し給食にカレーが出された。1948年、銀座スイスで巨人 千葉茂選手の発案からカツカレーが誕生。インド太平洋地域で影響力を拡大する中国を念頭に安全保障での関係を強化している。グローバルサウスに進出でカレーが人気料理になりつうつあるアフリカ、かつてイギリスの支配下で労働力として主にインドの人々が移住しカレーが広まったとされる。緒方裕之海曹長はカレーはいろんなものを受け入れてくれる料理、素晴らしい食文化などと語った。
南半球に多くある新興・途上国の総称を指す”グローバルサウス”は2040年ごろには名目GDPで中国を抜くとされている。加谷珪一氏はこれから20~30年世界経済の中核を担う国、中国に変わる世界の生産拠点にもなりうるなどと語った。
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2023ワールド・ベースボール・クラシック、ジム・スモール氏の記憶に残るシーンは大谷選手が勝ちきった瞬間。観客動員数は130万人超で過去最多。決勝戦のアメリカ国内視聴者数は前回大会から69%もアップした。
国民の娯楽と称された野球だが、1960年代には観るのが好きなスポーツの座をアメリカンフットボールに奪われる。その後バスケットボールにも抜かれた。若者の間ではリオネル・メッシ選手の移籍でサッカー人気が上昇。人気低迷の理由の一つは試合時間の長さ。MLBコミッショナーが打ち出したのが、投球間の時間を制限するピッチクロック。平均試合時間は24分短縮し、リーグ全体の観客動員数は7000万人を超えた。起爆剤として期待を寄せられているのがSHO-TIME。TIMEで大谷選手を特集した記者は「大谷なしでは野球の復活はあり得ない」と断言する。野球復活への最強の起爆剤がドジャース・大谷選手の誕生だという。ユニフォーム販売枚数も発売わずか48時間で史上最高記録を更新。