いま若い女性を中心に広がる「ぬい活」。山梨県富士河口湖町にあるクリーニング店では、ぬいぐるみの専門クリーニングが人気を集めている。手のひらサイズから抱えるほどの大きさまで、年間1万対以上のぬいぐるみが預けられている。国家資格を持つクリーニング師が独自の洗剤で手洗いし、本洗いは富士山の雪解け水を使用する。脱水後は丸一日かけて自然乾燥させ、スチームで毛並みを整えてふっくら仕上げる。綿の入れ替えやパーツ交換など補修にも対応し、クリーニング店としてここまで対応する店は全国的にも珍しいという。3年前に仕上げの様子をSNSに投稿したところ、丁寧な仕事ぶりが話題となり注文が急増した。ぬいぐるみを預け観光を楽しむ外国人観光客も増えている。立教大学経済学部の柏木理佳特任教授は「専門技術を強みに、価格競争から抜け出し新たな需要を生んでいる。地域経済を支えるビジネスとして注目できる」などと語った。ビジネスホテルも「ぬい活」に注目している。特性のベッドやぬいぐるみ用のパジャマ、布団などがレンタルでき、Z世代の利用拡大を狙い生まれたサービスだという。パジャマやベッドは宿泊客が使うものと同じ素材で、そのこだわりが支持され若い世代の宿泊客が増加しているという。
