別れを惜しまれているドクターイエローの正式名は新幹線電気軌道総合試験車であり、JR東海とJR東日本が1編成ずつ持っているものの、JR東海は来年1月、JR西日本は2027年以降をめどに引退となる。月に3回のペースで東京-博多を走行するが、一般客の乗車は不可能でダイヤも非公開という珍しさから見ると幸せになるという言い伝えもある。JR東海は去年8月には子供向けの体験乗車イベントを行い、300人の定員枠を求めて19倍もの応募があったという。また、2027年以降は現在のぞみとして運行されている車両などに計測機器を取り付けて点検を行う一方で、残されたドクターイエローは車両基地での撮影会などのイベントに登場する予定という。