「はやぶさ2」は小惑星「リュウグウ」で採取したサンプルを2020年に届けたあと運用期間が延長され、2031年に到着予定の最終目的地の小惑星へ飛行を続けている。今年7月には別の小惑星に接近して観測しながら通り過ぎる「フライバイ」に成功したが、JAXAによると8月中旬になって4つあるエンジンのうち、唯一正常に動いていた1つが故障した。JAXAは故障したエンジンの復旧を試みるも設計寿命を大幅に超えて運用してきたことなどから断念した。今後は別々のエンジンで機能している装置を組み合わせる「クロス運転」で飛行を続ける方針。この方法は2010年に「はやぶさ」初号機が地球帰還時に使われた実績があり、今回も試運転の結果、作動することが分かった。JAXAは今後、エンジンの状況を確認しながら「はやぶさ2」の運用を続ける。
