今日午後、天皇皇后両陛下と愛子さまが沖縄に到着された。両陛下の沖縄訪問は2022年以来3年ぶりで、即位後2回目となり、愛子さまにとっては初訪問となる。沖縄は80年前戦争でアメリカ軍が上陸し住民を巻き込む激しい地上戦となり20万人以上が犠牲となった。戦後は米軍の統治下となり皇室に複雑な感情を抱く人達も少なくなかった。1975年、戦後皇室初の沖縄訪問は現在の上皇ご夫妻だった。当時は皇太子ご夫妻だったが地元の反発も強く、ひめゆりの塔を訪問された際には火炎瓶が投げられる事件も。上皇さまはその夜に談話を発表されている。陛下も心を寄せるというその思いを受け継ぎ沖縄訪問は6回を数える。両陛下と愛子さまが向かわれたのは沖縄戦最後の激戦地となった糸満市で、国立戦没者墓苑では供花台に花をたむけられた。その後は戦争で親族を失った遺族らと交流された。予定にはなかったが30分ほど話されていた。平和祈念資料館も訪問され、その後戦争体験者と懇談された。ご一家は明日アメリカ軍の攻撃で沈没した学童疎開船「対馬丸」の悲劇を伝える記念館などを訪問される予定。
住所: 沖縄県糸満市