今後のイラン情勢を左右する直接協議。その行方を見守っているのが、ゴールデンウィークを控え書き入れ時を迎える観光地。東京から電車で約2時間の山梨県笛吹市・石和温泉は、新日本観光地百選にも選ばれた観光地。最大で12連休となる今年のゴールデンウィークだが、創業67年目を迎えた老舗温泉旅館ではまだ予約に空きがあり不安を抱えているという。さらに原油高が旅館自体にも追い打ちをかけている。自家源泉を使った巨大な内湯や露天の岩風呂、富士山を望むことができる部屋に備え付けられた露天風呂や館内の暖房に至るまで、温度を調整するために重油を燃料に使うボイラーを使用する。さらに旅館の料理には欠かせない固形燃料が、いま原油高の影響で手に入りにくくなっている。もし在庫がなくなったら、鍋物などは事前に調理して提供するしかないという。また枕カバーやシーツをはじめ、温泉旅館には欠かせないタオルや浴衣などのクリーニング代も値上がりの危機にある。仮に10円上がれば、取材した旅館では毎日1万円から2万円の出費増だという。原油だけではなく物価や人件費も上昇している。
