農林水産省はコメの流通の円滑化を目的とした備蓄米の3回目の入札を、今月23日から行うと発表した。対象となるのはおととし収穫された10万トンで、備蓄米の断続的な放出がコメの価格安定につながるかが焦点。政府の備蓄米は先月行われた2回の入札で合わせて21万トンが落札され、一部がスーパーなどでの販売が始まっているが、今週発表された店頭でのコメの販売価格の平均は14週連続で値上がりするなど、価格高騰は続いている。農林水産省は備蓄米の放出を今年夏まで毎月実施するとしていて、断続的な放出がコメの価格の安定につながるかが焦点。