今回の金利引き上げで大きく影響を受けるのが住宅ローン。今回の利上げで影響を受ける可能性が高いのが、変動型の住宅ローン。前回、日銀が政策金利を0.25%引き上げた際にはそれを受けて大手銀行ではローンの基準となる金利を0.15%引き上げるケースが相次いだ。そして今回再び引き上げる見通しが強まっている。現在、メガバンクでは実際に支払う金利は契約者の支払い能力に合わせて0.3%~0.8%程度となっている。今借りている人の変動型金利は0.15%程度上がるケースが多いとみられる。4月1日に基準金利が引き上げられ、7月の返済分から新たな利率の適用ケースが多いとみられる。今回の利上げに伴い、30代で住宅ローンを契約している世代では預金の増加が平均で年間8504円の一方で、住宅ローンの負担は平均4万6773円と、年間で役3万8000円の負担が増える。