安さが売りのスーパーで「もやし」のお手頃価格を維持する工夫を取材した。人気のラーメン店「一風堂」では、無料でもやしを好きなだけ食べることができる。もやし目当てで来店する人もいるという。もやしは天候に左右されない工場内で安定供給できるため値段が安い。しかし、もやしにも物価高の波が押し寄せている。ベニースーパー佐野店の1日の「もやし」の値段は250gで48円だった。7月1日から、2105品目の食品が値上げする。東京23区の、もやし1袋200gの価格は10年前は29.8円だったが数年前からじわじわと上昇し。5月は35.6円に。40円の壁が徐々に近づいている。スーパーマルサン 越谷花田店ではもやし1袋21円だった。この5年で、もやしのアレンジレシピの検索数は7倍以上に伸びているという。スーパーマルサン 越谷花田店では毎日、赤字で販売している。もやしはスーパーの売り場戦略の要になっているという。