JR東海では南海トラフ地震臨時情報の発表を受けて、新幹線の一部区間で速度を落として運転を行い、一部特急を運休にした。高知・黒潮町は「高齢者等避難」を発表し、要支援者には電話などで避難を促した。しかし避難者は町全体で7人にとどまったという。臨時情報の呼びかけ期間はお盆休みシーズンだったこともあり、様々な影響が出た。和歌山・白浜町は臨時情報発表の翌日から町内の全海水浴場を閉鎖。白浜町のある旅館では3日で489件のキャンセルがあり、売り上げは5000万円ほど減る見通しだという。高知のよさこい祭りは予定通り開催された。主催側はSNSなどを活用した避難誘導に注力した。さらに会場ごとの避難経路の地図も急遽準備したという。