衆院本会議場で就任後初の施政方針演説を行った高市首相は、「重要な政策転換をなんとしてもやり抜いていけ 国民から力強く背中を押していただけた 国民からの信任を基礎として一つ一つの政策を誠実にぶれずに実行する」などと述べた。演説の内容をテーマ別に見ていく。国内投資を促進し税率を上げなくても税収が自然増に向かう強い経済を構築すると強調した。成長戦略では官民が連携して進める投資の工程表を来月から提示すること、働き方改革では裁量労働制の見直しなど検討を進めるとした。一方、超党派の国民会議で、給付付き税額控除の検討を進め結論を得ると強調したほか、制度導入までの負担軽減策として、食料品の消費税を2年間ゼロにすることの実現に向け検討を加速し、野党の協力が得られれば、夏前には中間とりまとめを行い、税制関連法案の早期国会提出を目指す方針を示した。外交では自由で開かれたインド太平洋を戦略的に進化させる決意を示すなどとした。安全保障政策を巡っては安全保障関連の3文書を今年中に前倒しで改定するとともに、防衛装備品の海外移転を限定している5類型の見直しに向け検討を加速させる考えを示した。憲法改正については、国会での発議が早期に実現することへの期待を示した。自民党の鈴木幹事長は、我が国の進むべき方向もしっかりと示されたのではないか、と述べるなど、各党の声を紹介した。
