詩人・長田弘さん。昭和14年福島市に生まれ戦争中は疎開先の山間に木の記憶と共に育った。昭和34年早稲田大学に進学し詩を書き始める。昭和40年詩集「われら新鮮な旅人」でデビューし詩人として活躍する。世界各国を旅する中人は皆風景の中で育てられ生きてゆくという思いを強くした。東日本地震の年に詩集「奇跡」を出版。その直後病に倒れた。日常が当たり前と感じていたが日常こそが奇跡と考えるようになった。長田さんが詩集「奇跡」を朗読した。長田さんの深い思いは先に亡くなった妻に死に現れてる。長田さんは「自分にとって必要な奇跡というのは自分たちの目の前にあるもの、平凡なものが1番本当は自分たちにとって奇跡ではないか」と語った。