2月1日、東京・品川区でミャンマー大使館前で日本に住むミャンマーの人達が軍事政権に対する抗議の声を上げていた。今年も大使館前にはウィン・チョウさんら二人の姿があった。クーデター以降2人は、様々な形で日本からミャンマーの民主化を訴え続けてきた。2人はミャンマーの民主化に生涯を捧げてきた。1988年、学生時代のウィン・チョウさんは、民主化運動に参加し拘束された。35年前に来日し、同じように逃れてきたマティダさんと日本で結婚した。2016年にアウン・サン・スー・チー氏の主導で民主政権が誕生して以来、ミャンマーは着実に民主化の道を歩んできた。しかし2021年2月1日に軍事クーデターによってミャンマー軍が全権を掌握。民主政権は崩壊した。軍によるクーデターから3年余り、民主化を求める若者たちはPDF=国民防衛隊と呼ばれる軍事組織を結成し戦ってきた。その戦場で大きな変化が起きていた。去年の1027作戦と呼ばれる一斉攻撃をきっかけに、地方の軍の拠点を占拠。軍から奪った大量の武器を使って攻勢を強めているという。