秋の値上げをスタートした10月1日。練馬区にあるスーパーで200人以上の行列が。そのお目当ては値上げラッシュの中、卵が88円・えのきが2パックで100円・大きなかぼちゃが半分で150円と破格の商品がズラリと並んでいる。この朝市を20年以上続けるのがあの「名物社長」である。物価高騰の波に飲まれる中で破格の値段を維持する並々ならぬ苦労があった。光熱費削減や人員は最低限に抑えるなど努力をしているが、会社には別の大きな問題があった。それを打ち明けるのは社長を支える家族である。またしても押し寄せる秋の値上げと様々な困難にどう立ち向かうのかを名物社長率いるスーパーを追跡した。