宮崎北西部の山に暮らすブライアンさん一家を取材。5歳年上の日本人妻、3人の息子、3人の娘の8人家族。家は築60年の古民家で、300万円で購入した。大きい病院がなく、妻の由美さんは宮崎市で出産した。もらった空き缶などを販売して生活費の足しにしている。夕食は自家製ピザや自家製ニラとアサリのニンニク炒めなど。ガスは通っていないためカセットコンロを使って調理していた。18キロ先に新燃岳があるため、子どもたちはヘルメットを被って通学していた。バージニア州で生まれたブライアンさんは、大好きな父が仕事でいないことが多く寂しい思いをしていた。アニメがきっかけで日本で暮らしたいと思ったがお金がなかったため、18歳でアメリカ海軍に入隊し整備員として沖縄に配属された。日本へ来られた一方で、異国の地での厳しい仕事に寂しさもあった。沖縄出身の由美さんに出会い、21歳で結婚した。子どもができたことで軍人を辞めて飲食店で働き始めた。街中の一軒家に住んでいたが、子どもが多く肩身の狭い思いをしていた。そこで一家は3年前に宮崎に移住した。