世界のCO2の排出量の6割を占めるアジア。東南アジア9カ国や豪州などが作る脱炭素枠組み「AZEC(アジア・ゼロエミッション共同体)」の初の首脳会議が日本で開催。各国の事情に応じた形で再生エネルギーなどへの転換を勧め、同時に経済成長も実現するのが狙い。会合に合わせて日本企業との覚書も。8割以上で化石燃料に依存するインドネシア。双日との契約では、同国最大の工業団地を「まるごと脱炭素化すること」で合意。バイオマス発電所を展開するイーレックスは、燃料に使う資源が豊富なカンボジアと、同国内5発電所の建設で合意。燃料を将来的に日本に輸出することも検討。ミネベアミツミ社はカンボジア政府と覚書を結び、将来的に太陽光発電所など設置へ。