主要な銘柄で構成される米ニューヨーク株式市場ではダウ平均株価の入れ替えが行われた。インテルは1990年代にパソコンブームに乗って業績を伸ばし99年にダウ平均株価の30銘柄にも採用されてきたが、今年7~9月は過去最大の赤字決算と苦境に立たされ30銘柄からも外されてしまった。新たに名乗りを上げたのは台湾出身のジェンスン・フアンCEOによるNVIDIAで、ゲーム機の半導体だけでなくAIブームも追い風になるなど1年で株価を3倍以上に伸ばし約560兆円の時価総額はマイクロソフトなどを抑え世界トップとなっている。フアンCEOはAIを「新しい産業革命の始まりだ」と言及するなどしてきたが、決算での発言にも注目となる。