自動車メーカーの間でAIの関連企業との新たな協業が相次いでいる。SUBARUはAIや画像処理に使う半導体で強みを持つ米国の「AMD」と協業することを先週発表した。すでに実用化している運転支援システムに先端技術の半導体を組み合わせ、AIを利用したより精度の高いシステムを開発する。試験走行として公開した映像を見ると、雪道で車線が見えず轍しかない状況でも、AIが判断してハンドルが動いている。またトラックメーカーのいすゞ自動車は、AIを使った自動運転システムを手がけるスタートアップ企業「ティアフォー」に先月出資し、資本業務提携を結んだ。自動運転などの開発競争が激しさを増す中、こうした動きはさらに広がりそう。