ICCの赤根智子所長は国際情勢に関心のある中高生や大学生の前で、「世界の法の支配の危機というのは日本でも起きるかもしれない、いろんなアンテナを張って勉強していただきたいというのが私の願いです」などと講演で話した。ICCが大国による圧力を受けている状況について触れた。アメリカのトランプ政権は、アフガニスタンで戦闘に加わった米兵の戦争犯罪の捜査を承認したり、イスラエルのネタニヤフ首相に逮捕状を出したりしたICCを非難してきた。これに対し赤根さんは粛々と裁判所の業務を遂行することが大事と話した。今回の講演会は赤根さんを慕う教え子の弁護士たちが企画した。取りまとめをした弁護士の上松健太郎さんは、何かの機会に“手っ取り早い正義”と“まどろっこしい正義”の話を赤根さんと話、これからの社会をどちらの正義でやっていきたいのか決めるのは私たちではない、自分としては“まどろっこしい正義”一個一個手続きを積み重ねてやっていくことを信じていると話した。
