ヤマネの活動期の観察をするために調査を始めたという。まずは「天然記念物 ヤマネの調査」となる。2025年1月の森林整備で平井さんがカラマツを間伐。するとその木の樹洞から姿を見せたのはヤマネであった。日本の固有種で一属一種として知られるヤマネは1975年に国の天然記念物に指定された。花粉や花の蜜・果実を食べる他、昆虫も食べる雑食性である。リスのような見た目からドングリやクルミを食べると思われがちだが、アゴが弱く硬いものは苦手である。いきものの森がある標高が高く気温が低い地域では半年近く冬眠状態で過ごすことが観察されている。そんなヤマネは活動期にはどのように過ごしているのか、専門家によると「ヤマネは朝寝る夜行性なので寝る場所もその日によって転々と変わる」とのこと。野生動植物の調査・研究や環境保全・環境教育を行っている藤吉正明さんがやって来て、いきものの森をフィールド調査に利用することとなった。
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