イスラエルとイスラム組織ハマスの停戦などに向けた協議が中東・カタールで再開し、仲介するエジプトの大統領が2日間の戦闘停止と引き換えにハマスが拘束する人質を解放する新たな案を提示した。カタールの首都・ドーハで27日、イスラエルと仲介国の米国、カタールの代表が集まりパレスチナ自治区ガザでの停戦などに向けた協議を再開した。こうした中、仲介国・エジプトのシシ大統領は2日間の戦闘停止と引き換えにハマスが拘束する4人の人質を解放する新たな案を発表した。案ではイスラエルで収容されているパレスチナ人の囚人の釈放のほか、恒久的な停戦についての協議を行うことも盛り込まれている。停戦交渉についてはイスラエル軍のガザ駐留などを巡りイスラエルとハマスの双方が要求を譲らず停滞していて、今回も難航が予想されている。