第一生命経済研究所の藤代宏一さんの今日の日経平均予想レンジは35,700~36,300円。藤代さんは「年初からの株価上昇の背景には円安がありました。アベノミクスが開始した当初のような、円安が明確な株高につながるという構図は見えにくくなっていますが、日米総体株価を見てみると追い風になっていることが見えてきます。マイナス金利解除予想が後退したのは能登半島地震の影響などがあり、11月の賃労統計が弱かったことも原因です。春闘を反映して基本給は上がりましたが、残業代やボーナスが削減された可能性があります。しかし、12月の景気ウオッチャーが下げ止まったのは安心材料となります」などと話した。